初めての新卒採用に最低限確認しておきたい6つのこと

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1.新卒採用活動の準備に入る前に

 

初めて新卒採用をする会社や採用担当者の方は、最初に下記のようなことを心配されていませんか?

「新卒採用って、いくらかかるんだろう?」

「入社案内パンフレットって新しく作らなきゃダメかな?」

「リクナビとマイナビだと、どっちがいいんだろう?」

もちろんこれらも把握する必要がありますが、ハード部分を考える前に明確にするべきはソフト部分です。

・なぜ、新卒採用をするのか?

・どんな人材を何人採用したいか?

・会社の何をどのようにPRし、魅力を訴求するのか?

特に「なぜ、新卒採用を始めるのか」の問いは重要です。

中途採用がうまくいかないから検討を始めたのか?

新たな成長戦略にそった人員計画を構築したいのか?

とにかく若い力で社内を活性化したいのか?

企業によって新卒採用の目的は様々です。

目的にそって準備することで、学生への訴求方法が異なりますので、今一度、しっかりと考えてみましょう。

 

2.新卒採用に最低限確認することって?

 

まずは、採用活動の計画を立てる前に、下記の事項を明確にすることから始めましょう。

 

① 新卒採用をおこなう目的の明確化

なぜ、新卒採用にふみきるのか、経営陣をはじめとした社内の意識を統一しましょう。

初めての新卒採用のタイミングでは、全社員に経営ビジョンを浸透させる最適なタイミングです。

 

② 人事制度の確認

現在の就業規則や人事制度で新卒を受け入れられるのか確認しましょう。

これまでの中途採用で雇用した人材との整合性を考えたり、入社後の研修制度を決めておくことは重要です。初めての新卒社員が入社した際に、所属長が慌てたり、人事部に問い合わせが殺到するような事態にならないよう、全社を巻き込んだ人事制度の再構築と社内体制づくりをおこないましょう。

 

③ 求める人物像の明確化

中途採用と異なり、新卒はスキルも経験もありません。

その中で、どんな人物を採用するのかを明確にしておく必要があります。

例えば、「体育会系の人材が欲しい」と考えた場合、ここでいう「体育会系」とはどういう意味なのかを掘り下げます。体育会の部活を4年間続けていれば誰でも良いのか?大きな声で目を見てはっきり挨拶できる人が良いのか?など、何を優先するかをできる限り社内が共通認識できるよう明確な設定をおこないましょう。これにより、面接時に使う評定シートの内容が変わってきますので、特に人事は注意して下さい。

「求める人物像」は、以下のポイントから考えていくとイメージしやすいので、参考にしてみてください。

・会社の経営理念をしっかり理解し行動にうつせる人物とは、どんな学生だろうか?

・それぞれの仕事で成果をあげるために必要となる資質とは、どんな要素だろうか?

・現在の組織に入って順応する人物とは、どんな学生だろうか?

・現在高い成果をあげている社員って、どんな社員だろうか?

上記のイメージでまずは漠然と求める人物像をイメージした後に、学力、コミュニケーション能力、専門性、保有資格、地域、価値観、性格など細分化した要素に落とし込んで考えてゆくとよいでしょう。

 

④ 新卒採用に関する基準や法律の確認

初めて新卒採用をおこなう場合、「内定」をだすことも初めての企業もあることでしょう。

内定を出した場合は、学生と雇用契約を結んだことになりますので、理由なく一方的に取り消しにすることはできません。

また、就業規則に定めていなければ、内定者が入社するまでの間にトラブルがあった場合、補償などの問題が生じるケースもあります。

採用活動に取り組む前に、専門家を交えた法規制の確認をおこなうことをお勧めします。

 

⑤ 目標採用人数と予算の確定

初めての新卒採用では、いったいいくらコストがかかるか読めないため予算も目標人数もたてづらいことでしょう。ただし、目標の無い活動はありえませんので、まずは暫定的にでも設定しましょう。

一般的には新卒採用における一人採用コストは50万円と言われています。※参考記事:相場は1人あたり50万!?新卒採用にかかる費用とは

それを基準に暫定的に考えると、5名採用したい場合は250万の予算となります。

尚、採用初年度は、入社案内パンフレットや会社説明会時に上映する動画制作や、専任の採用アドバイザー(採用コンサルタント)契約等の費用発生が考えられますので、余裕をもった予算設定を行いましょう。

 

⑥ 新卒採用をおこなう競合企業調査

自社が新卒市場に参入した場合、学生が自社と比較検討する企業はどこでしょうか。

そのベンチマークとなる競合は、どんな広告を出稿し、どんな会社パンフレットを配布し、どんな説明会を実施しているのでしょう。いつ頃内定を出すかを知るだけでも優位に採用を進める事ができます。

新卒採用のうえでの競合をしっかりと調査・設定し、その競合に対して何をどう魅力的に伝えるのかを検討しましょう。

新卒採用は、学生さんと戦うのでは無く、競合他社と戦うのです。

StockSnap / Pixabay

3.新卒採用担当者に一言

新卒採用にたずさわる採用担当者は、採用計画を立てる前に準備する事項が上記にあげたように多々あります。

しかし、どうしても採用にたずさわる人員に、余裕を持った配置ができない企業が多いことも実情です。ですので、採用担当者は1人で抱えて対応するようなことはせず、どんどん周りを巻き込んでいきましょう経営陣はもちろん、他部署の社員にいたるところで話しかけ、協力してもらいましょう。

また、利害関係が少ない経験のある第三者や業者を巻き込み、活用することもとても重要です。特に初めての新卒採用活動に専門家の意見は不可欠です。余裕があれば、どんどん活用しましょう。

新卒採用は人事が行うのではなく、社員全員で行うべきものです。特に中小・ベンチャー企業であれば尚更で、全社を挙げて採用活動することが会社の強みとなり、採用ブランディングの一助になります。

 

 

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