会社説明用パワーポイント資料制作時の注意点

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パワーポイント

昨今の会社説明会資料のほとんどはパワーポイントで作られていますが、それらは歴代の人事担当者が手を加えながら長年使われており、良く言えば「進化」、悪く言えば「風化」した代物と言えるでしょう。

尚、初期の学生プロモーションツールになるパワーポイント資料の出来映えは、企業の印象を左右する重要なブランディングツールになります。会社説明会の実施目的は、「会社理解、魅力付け」であり、最終的には「共感」させる事です。

 

1.学生が理解し易いページ構成にしましょう

 
会社説明資料に限らず、物事を説明する際の鉄則は、「大きな情報」から「詳細な情報」の順で構成する事です。会社説明会資料は概ね下記のようになります。

①業界説明(業界の特徴や将来の展望)

②会社説明(事業の強み、課題、ビジョン)

③仕事説明(職種、仕事の面白み、キャリアパス)

④採用情報(採用人物像、募集要項、選考方法)

⑤環境紹介(仕事風景や社員旅行等の画像紹介)

⑥質疑応答(FAQ、不安解消、社員交流)

尚、②で社長、③、⑤で若手社員が登場して、直接就活生にメッセージを伝えるとより印象に残り易くなるでしょう。

また、倫理憲章の改定に伴い、就活生は業界研究をせずに3月のサイトオープンと同時に会社説明会に参加する為、3~4月の会社説明会では「①業界説明」を丁寧に行うと良いでしょう。

逆を言えば、ゴールデンウィークを過ぎれば、興味のある業界の説明を一度は聞いている状態になる為、割愛が可能となります。会社説明会と1次選考を同日に実施する事で内定出しまでの期間を短縮する「スピード選考」に切替える企業が増えるのもこの時期からです。

 

2.資料制作時のポイント

 
ⅰ.アニメーション
パワーポイントというと、「アニメーションの活用」をイメージする方も多くおられると思いますが、会社説明会資料では少量、もしくは全く利用しなくて良いでしょう。

就活生はノートにメモを取るように指導(メモを取る習慣の努力)されていますから、変化の激しいアニメーションは、メモを取るには不向きと言えます。そもそも、資料を事前に配る場合、それが各ページの最終形態ですからアニメーションの意味は成さなくなります。また、操作する側もアニメーションに気を取られる事で、肝心のトークが疎かになっては本末転倒ですので、アニメーションの盛り込みすぎには注意しましょう。

ⅱ.業界用語、社内用語

前述したように、ターゲットはあくまでも就労未経験の就活生ですから、開発系の専門職、研究職採用で無い限り専門用語の羅列は御法度です。会社説明会の参加学生さんが貴社の業務内容を理解し、興味を持ち、その後選考に進む一連の流れを再度思い出して下さい。どうしても専門的な話しがしたいと言うことであれば、選考中に先輩社員との交流時間を設ける等で対応すると良いでしょう。

ⅲ.図、表、グラフ

図や表、グラフを用いる事は理解促進に繋がります。例えば、売上、店舗数、従業員数・・・これらを言葉や数字で説明するのとグラフ(できれば右肩上がりだと効果増)で説明するのとでは受ける印象は大きく異なるはずです。

裏を返せば、文字量を減らして視覚的に訴求するデザインが望ましく、「シンプル化」する事を意識する事です。

ⅳ.写真、画像

以前、就活生に「就職課(キャリアセンター)にある求人票を何故活用しないの?」と質問したところ、「画像が無いから会社の雰囲気、イメージが伝わらない」と答えました。

今の若者は、文章ではなく「視覚」で物事を捉える習慣があり、直感的なイメージを重視する傾向にあります。よって、画像の無い求人票よりも、複数の画像で働く様子が伝わる就職サイトの方に利用者が偏るのは必然的で、オフィスで明るく楽しく働く先輩達の姿に共感を覚えるのです。

会社説明資料

3.動画の活用

 
昨今の会社説明会は「動画」を用いる企業が増えており、パワーポイントに動画を組み込み、再生操作する事も可能です。

動画導入のメリットは何と言っても、複雑な業務内容を映像や音楽を使って説明でき、印象に残す事ができる事です。若年層のコミュニケーション手段は、文章から画像、画像から動画へと変化していますから、動画導入は避けては通れないでしょう。

前段の「1,学生が理解し易いページ構成にしましょう」で、社長や先輩社員が会社説明会に直接登場すると良いと紹介しましたが、物理的に難しい場合は、事前に収録した動画でメッセージを伝えると良いでしょう。オフィスや営業現場が背景になる為、仕事の雰囲気が伝わり易いといったメリットもあります。また、「社長が持ち時間以上に話してしまって・・・」と言うような事も避けられ、人事としては時間管理が容易になります。

 

まとめ

 
・説明する順番を理解し、あくまでも就活生が理解し易いコンテンツにしましょう。
・画像、グラフを用いて直感性のあるものとし、デザインを工夫しましょう。
・動画を利用することで感情に訴えるメッセージ性のある説明会が可能となります。
 

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